[殿堂] 生きている内に観るべき「殿堂入りアニメ」

独断と偏見で選んだ、生きている内に観るべき「殿堂入りアニメ」です。(一部ネタバレ注意) 

どの作品も、傑作(masterpieces)であるばかりでなく、自分にとって特別な意味をもっているものばかりです。


銀河英雄伝説 Vol.19 [DVD] 銀河英雄伝説 Vol.25 [DVD] リマスター版 トップをねらえ! 《1年間期間限定商品》 [DVD] 機動戦士ガンダム 0083 ジオンの残光 [DVD] 機動武闘伝 Gガンダム 11 [DVD] 機動武闘伝 Gガンダム 12 [DVD] ふしぎの海のナディア VOL.10 [DVD] フルメタルパニック! The Second Raid 特別版 OVA わりとヒマな戦隊長の一日 限定版 [DVD] フルメタル・パニック? ふもっふ (初回限定生産) [Blu-ray]

★ 銀河英雄伝説 / トップをねらえ! / 機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光 / 機動武闘伝Gガンダム / ふしぎの海のナディア / フルメタルパニック! わりとヒマな戦隊長の一日 / フルメタル・パニック?ふもっふ



■ 銀河英雄伝説 DVD19巻・25巻
銀河英雄伝説 Vol.19 [DVD] 銀河英雄伝説 Vol.25 [DVD]

DVD19巻は、マル・アデッタ星域の会戦を収録。 アニメ「銀河英雄伝説」の醍醐味の一つは、宇宙を舞台にした大規模艦隊戦にあると思いますが、このマル・アデッタ星域の戦いは、宇宙の二大勢力の一つ、自由惑星同盟がその存亡をかけて、銀河帝国と戦う一大決戦です。 この戦いで、自由惑星同盟陣営の宿将アレクサンドル・ビュコック提督が戦死するのですが、その最期のシーンは、涙無くして観れません。

また、このマル・アデッタ星域の会戦では、自由惑星同盟の闘将ラルフ・カールセン提督が獅子奮迅の活躍を見せます。 このカールセン提督の登場シーンは、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の「射手座の日」の元ネタのひとつになっているので、要チェックです。 音楽も、それっぽく似せてあります。 初めて「射手座の日」を観たときは、「これ、カールセン提督だ…」と、戦慄しました。


25巻は、銀河帝国において双璧と謳われた、ウォルフガング・ミッターマイヤーとオスカー・フォン・ロイエンタールの戦い(帝国の双覇戦)と、ロイエンタールの最期を描いたものです。 銀河英雄伝説には多数の魅力的な人物が登場しますが、このロイエンタールは屈指の人気を誇る人物の一人。 彼の最期は、男の生き様、誇りある死について、雄弁に語っています。

なお、銀河英雄伝説は、本伝が全4期にわけてリリースされました。 このうち、第2期(DVD8巻〜14巻)は作画のレベルがあまり良くなく、「魔の第二期」とも言われているので、その点は注意で。 個人的には、第3期以降の絵柄が、気に入っています。

wikipedia:銀河英雄伝説



■ トップをねらえ!
トップをねらえ! Vol.1 [DVD] トップをねらえ! Vol.2 [DVD] トップをねらえ! Vol.3 [DVD]

トップをねらえ!2でも、トップをねらえ!劇場版(総集編)でもなく、オリジナルの「トップをねらえ!」で。 極めて強烈なインパクトを持った作品で、私がアニメに本格的にすっころぶことを決定づけた作品です。 なお「トップをねらえ!」は、ドラマCDが非常に充実しています。 アニメ鑑賞後、ぜひ「響綜覧」を聞くことをオススメします。

トップをねらえ!響綜覧 リマスター版 トップをねらえ! 《1年間期間限定商品》 [DVD]

なおDVDは全3巻ですが、その後リマスター版が1年限定生産で発売されました。 もし入手できるなら、オススメです。

wikipedia:トップをねらえ!



■ 機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光
機動戦士ガンダム 0083 ジオンの残光 [DVD]

劇場公開された、OVAシリーズの総集編。 OVAシリーズと比べると、ヴァルヴァロを駆るケリィ・レズナーとの戦闘シーンがカットされていたり、OVAシリーズ最後でのニナ・パープルトンとの地球での再会シーンが無いなどの違いはありますが、基本的にOVAに忠実です。 テンポも良く、終盤の決戦シーンはほぼ丸ごと収録されており、見ごたえも十分。 若き才能あるクリエイターの方々が集結したこのガンダム0083は、数あるガンダム作品の中でも、非常に大好きな作品です。 亡くなられた逢坂浩司さん(作画監督)には、改めてご冥福をお祈りいたします。

ちなみにこの「0083」は、前述の「トップをねらえ!」とともに、私が本格的にアニメにはまるきっかけとなった作品です。 全く同じ時に、レンタルビデオでトップと0083を借りてきて一気に観たのですから、衝撃でしたね。 世の中には、こんなに凄いものがあるのかと、大きく目を見開かされました。 私にとって、恩人といえるような作品です。

wikipedia:機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY



■ 機動武闘伝Gガンダム DVD11巻・12巻(最終巻)
機動武闘伝 Gガンダム 11 [DVD] 機動武闘伝 Gガンダム 12 [DVD]

11巻は、キョウジ・カッシュ&シュバルツ・ブルーダーの最期。 そして12巻は、東方不敗マスターアジアの最期、そして、石破ラブラブ天驚拳です。

私はリアルタイムでテレビ放送を見ていた世代で、特にキョウジ&シュバルツの最期は、大学受験のために都内のホテルに宿泊した際、部屋のテレビで見て、泣いた記憶があります。 高校生だったんですね。 マスタ―アジアの死に様は、今でも忘れられません。

僕はこのGガンダムに出てくるアレンビー・ビアズリーのファンで、放送当時から10年が経ちましたが、今でも大好きです。 発売されたフィギュアは、10個どころではなく、かなりの数を持っていたりします。 私のユーザーIDがAllenbyなのも、このアレンビー・ビアズリーが由来です。 ちなみに、リアルの世界では、Allenbyというのは、ファミリーネーム(名字)ですよね。

wikipedia:機動武闘伝Gガンダム



■ ふしぎの海のナディア DVD10巻(最終巻)
ふしぎの海のナディア VOL.10 [DVD]

ずいぶん昔の作品ですが、いい作品でした。 クオリティも非常に高い(リンカーン島編を除く)。

ネオ・アトランティスガーゴイルの悪玉ぶりや、熱い戦闘シーンなど、見事なものです。 ネモ船長の最期、そして地球に帰還する際に交わされる、ナディアとジャンの会話は、今でも忘れられません。 ネモ船長の最期は、マジ泣きしましたね。

古い作品は、確かに最近作られた作品と比べると、パッと見の絵のきれいさでは劣っているように感じるかもしれませんが、それを理由に観るのを避けるのは、あまりにも勿体ないです。 逆に、古い作品なのに、今でもその名前がオススメ作品として挙げられている場合は、時の試練を経て、フルイにかけられているわけで、一定程度、作品としてのクオリティが保証されます。 ですので、最近の作品を楽しむ一方で、過去の名作を観る機会をもつようにすると、アニメ体験がより豊かで得難いものになるのではないかと思います。

なお、「ふしぎの海のナディア」は映画化もされましたが、TV版のオリジナルスタッフは参加していません。 正直、クオリティが非常に低いので、アニメ版の体験を大切にしたい方は、観ない方がいいかも知れません。

wikipedia:ふしぎの海のナディア



■ フルメタルパニック! The Second Raid 特別版 OVA わりとヒマな戦隊長の一日 
フルメタルパニック! The Second Raid 特別版 OVA わりとヒマな戦隊長の一日 限定版 [DVD]

良作の多いフルメタ関連でも、屈指の傑作。 最高です。 今、一番Blu-ray化して欲しい作品のひとつですね。

wikipedia:フルメタルパニック!



■ フルメタル・パニック?ふもっふ 
フルメタル・パニック? ふもっふ (初回限定生産) [Blu-ray]

京都アニメーション、凄い。 原作が物凄く好きな作品なので、それをただアニメ化するだけでなく、より一層原作の持つ素晴らしさを引き出すまでに表現した京都アニメーションには、本当に頭が下がります。 ありがたくて、涙が出るレベル。 コミックや小説のアニメ化は、原作ファンがすでに一定数存在しているため、言葉は悪いですが、適当につくってもある程度数字が出るんですよね。 なので、低クオリティなアニメ化や、はたまた原作レイプといわれるようなむごい改変をされることもあり、原作モノのアニメ化は、ファンにとって簡単には喜べないところです。 それがこのクオリティですからね。 流石です。

なおフルメタは、この「ふもっふ」と、シリアス系の第二期を京都アニメーションが担当しています。 シリアス系の第一期(無印)はGONZOが担当しましたが、オリジナル回の「習志野は燃えているか?」はクオリティが低いので、観るときは注意で。 テレビシリーズは、マンパワーの関係で、捨てる回がつくられてしまうことは確かにあるんですが、好きな作品でこれをやられると、やはり心中穏やかではないですね。

wikipedia:フルメタルパニック!