[ゲーム] Gジェネレーションウォーズ 【総括】89点 よい出来です
SDガンダム Gジェネレーション ウォーズ 特典 Gジェネレーション ウォーズ プレイヤーズバイブル付き
- 出版社/メーカー: バンダイ
- 発売日: 2009/08/06
- メディア: Video Game
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金曜の夜に飲み会から帰って来てから、今日の夕方まで、文字通り、寝食を忘れてプレイしました。 その結果、今回のGジェネレーションウォーズは、歴代Gジェネの中でも、かなり出来が良いことが感じられました。 最終的に、点数でいくと89点、といったところです。
システムまわりや、ウォーズブレイクなどの仕組みはなかなか良く考えられているな、と思いました。 マスターユニットが戦艦ひとつにつき一人設定できること、戦艦に戻すことで補給を受けられることなどは、非常に良い改善だと思います。 方々で不評だった、前作のハロ・システムを廃止したのも、実にいいですね。 ゲームを作る場合、純粋にお客さんに楽しんでもらうためにつくるのか、それとも、中古で早くに売られないように、クリアするのにわざと時間がかかるようなつくりにするのか、といった考えがあると思いますが、かつてのGジェネは、ちょっと後者の一面も感じられたんですよね(エースにしないと設計素材にならない、倉庫の数が少ないので満杯になりやすい、やりこまないと仲間にできないキャラクターがいる、などなど) 今回は、非常にプレイしやすく、いろんな方が気軽に楽しみやすいつくりになっていると思います。 素晴らしいですね。
残念な点は、全体的なボリュームが減っていること、収録作品とはなっているものの、実質ほとんど無きに等しい作品があること(A.O.Z.やイグルーなどの水増し問題)、キャラクター一人一人の演出に凝った分、自軍で使えるキャラクターが減ったことなどです。 一部MSにおいて、変形機構がオミットされているものもあります(原作アニメでは変形していたのに、Gジェネウォーズでは変形しない) あと、これは勘違いしないように注意が必要なのですが、今作の話題のひとつ、ウォーズブレイクは、基本的には単なる敵増援の登場です。 もちろん、他の作品から登場したり、それっぽいセリフを話したりはしますが、それによって、そのあとのストーリー展開が変わったりすることはありません。 「わー、ジャブローにアプサラスⅢが出てきたー。 そうだよなー、ジャブロー攻略用に作ったんだもんなぁ」と、ちょっとした楽しみとして感じるぐらいがよろしいかと。
気になる声優交代関係ですが、ブライト・ノアやノリス・パッカードは、きちんと過去の収録分から、音声を使ってくれていました(ライブラリー出演)。 さすがにこれくらいのビッグなキャラクターになると、元の声優さんの声を大切にして欲しいですね。 私が大好きなマーベット・フィンガーハット(Vガンダム)については、声優さんの引退により、前回のGジェネ同様、オリジナルの声優さんから交代になっています。
キャラクターの顔イラストに関しては、全般的に、かなりいい感じです。 過去のGジェネでは、ひどい作画のイラストも、必ずといっていいほど見受けられたものですが、今回は、さすがにガンダム30周年&Gジェネ10周年で気合いが入っているのか、作画にはきちんとお金をかけたみたいですね。 新しいガンダム作品のものについては、関連ゲームからの使いまわしもできるでしょうしね。
全体的に難易度が下がっているので、良質のガンダムゲーを、手軽に楽しみたい方にオススメです。 ただし、ボリュームはそれなりなので、かつてのGジェネのようなボリュームを期待すると、肩透かしを食うことになります。 手軽に楽しみたい方は気軽に、やり込みたい方は縛りプレイ(量産型MSオンリーとか、設計素材として極めて優秀な、フェニックスガンダム(能力解放)を禁止するとか)をするなりして、自分なりのプレイスタイルを決めて遊ぶと、いいと思います。
個人的に、Gジェネは登場キャラクターの育成が大好きだったので、時間さえかければどんなキャラクターでも能力をマックスにできる今回の仕様は、歓迎です。(能力値をあげるには、①レベルアップによる育成と、②エースポイントによる育成があり、①はレベルがあがるほど次のレベルアップに必要な経験値が増加することから厳しいのですが、②は、小技により、ある程度集中して稼ぐことができます。
★ 公式サイト(大音量に注意) http://www.ggene.jp/wars/
★ 攻略Wiki http://srwzwiki.com/ggenewars/index.white.php?FrontPage