[サマーウォーズ] サマーウォーズで脱ネット依存・脱オタクできそうです。
8月1日の公開初日に観た「サマーウォーズ」。
これが自分にじわじわとかなり効いてきているんですよね。 強烈な印象というわけではなく、観てから毎日、何かしら思いだす感じで。 自分の場合、一番効果があったのは、サマーウォーズを観てから価値観に変化が見られ、それまで毎晩、夜はネットを巡回しなければ気が済まなかったのが、全く巡回しなくなったことです。 オタク趣味でも、休日は必ず秋葉原に行っていたものですが、何だかそこまでしなくてもいいような気がしてきました。
「サマーウォーズ」では、ネットの世界も、リアルの世界も、両方大事なんですよね。 振り返ってみれば、自分は近年、ネットやオタクの世界ではかなりの時間や労力、お金を投入してそれなりに充実していましたが、リアルの人と人がつながる世界は、ちょっとないがしろにして来ました。 しかし「サマーウォーズ」を観て、本当は自分が求めていたのは、人と人のつながりだったということに、気づいてしまったんですよね。
ここ数年、自分の中には、「オタク」という一本の柱しかなかったのが、「サマーウォーズ」を観たことでもう一つ、「人と人とのつながり(社会性)」という柱が出てきた。 オタク趣味だけ追いかけていれば良かったこれまでの自分の生き方が、オタク趣味と社会性と、両方を求めるようになってきました。
正直、「サマーウォーズ」を観終わって数日の間は、落ち付かなかったですね。 何度も「サマーウォーズ」のことを考えて、この作品が自分の中でどういう意味を持つのか、何度も考えました。 そしてようやく、自分の中に新しい「社会性」という柱ができて、それまでの「オタク趣味」だけの生き方からは、価値観が変わってしまったのだ、ということに気づきました。 そしてそれを時間はかかったものの、受け入れたわけです。 ようやくすっきりしました。
人から説教くさく「いい歳してアニメや漫画はやめろ」とか「社会性を持て」などと言われて、それで素直に話を聞くようなら、そもそもオタクなぞやっていないわけですが、自分の場合、素晴らしい作品を観せられることは、どんな説得よりも効果がありそうです。
ちなみに脱オタに関しては、庵野監督が『監督不行届』の巻末インタビューで語っている、オタク分が薄くなったというよりも、オタク以外の世界が大きく広がった(つまり、オタクに関する絶対量は変わらないけど、自分の中の世界が大きく広がったことで、相対的にオタクの比率が下がった)というような話が、印象に残っています。
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「監督不行届」は大好きな作品なんで、うちの中で、少なくとも3冊は持っています。
さて、そんな自分の人生において、恩人ともいえる「サマーウォーズ」。 この夏のうちに、もう一度観に行こうと思います。
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画像は、映画「サマーウォーズ」公式サイト(http://s-wars.jp/index.html)にて配布されているものを使用しました。 再利用・再配布はご遠慮ください。